議会会議規則の改正案可決

3/12、熊本市議会は、議会運営委員会13人の連名で提案された、会議規則の一部改正案を賛成多数で可決しました。

会議規則の改正案に関して、採決の前に改正案を提出した自民党の代表の津田征士郎氏に対して質疑を行った後、反対討論をしました。

9日に議会運営委員会が開かれました。自民党から出ていた会議規則の改正案について、各会派がどんな話し合いをしたかの結果を報告することになっていました。

私は、「こういう理由で賛成します。」とか、「こういう意見が出た。」とか「こういう場合はどうなのか。」など「意見」が出るのかと思っていましたが、3つの会派から「案に賛成です」とだけ発言があり、議案となりました。そして、9日(金)に議案になり、本日12日(月)に採決をとりました。

議場に入れる人間を定めた、おそらく日本でも初めての規則を議論の内容も市民からは全く分からず、こんなに拙速に決めようとしている事に違和感を感じます。

9日の議会運営委員会では発言の機会を求めましたが、許されませんでした。議員は市民の付託を受けているので、その発言権は保証されなければいけません。議員を発言させないということは、その議員に付託されている民意を無視するということになります。議会制民主主義とはどういう事かが理解されていればこういうことは起きないと思うのですが。

以下、いくつかの報道を列挙します。


子連れで議場…事実上認めず[ 3/12 22:32 熊本県民テレビ]

熊本市議会では去年11月、緒方夕佳議員が生後7か月の長男を連れて議場に入り議会の開会が遅れ、緒方議員が処分される事態となった。こうしたことを受けて12日本会議に議会の規則「会議規則」の改正案が提出された。改正案では、会議中に議場に入ることができるのは、議員のほか、地方自治法の規定により議長から出席を求められた者、それに議長が特に必要と認める者としている。議員以外の議場への入場を制限するとした改正に対し緒方議員は「特に判断基準が示されていないことによって議長によって異なった判断になるのではないか。議長の判断の理由を明らかにすることや再考してもらいたい場合の請求などの手立てが必要ではないか」と述べ、公平な判断が下される仕組みをつくるには、さらなる議論が必要だとして改正案に反対した。採決の結果、改正案は賛成多数で可決された。


「子連れ」だけの問題か 熊本市議会の会議規則改正 議員と両立本質議論を
2018年03月13日 06時00分  西日本新聞朝刊

熊本市議会は12日、会議中は乳児を連れての出席を認めないルールを、会議規則をわざわざ改正して定めた。議員活動と子育てが両立できる環境の整備を訴える緒方夕佳市議(42)が昨年11月、子連れで議場に現れ、問題提起をしてからわずか4カ月。旧態依然として改革が進まないことが目立つ市議会としては、“異例”のスピード対応と言っていいだろう。
今回の改正については「議場への乳児連れ込みの是非」に問題を矮小(わいしょう)化しているようにも見える。一方で、託児所設置やベビーシッターの配置など、具体的な議論は進んでいない。市議会の今回の対応はむしろ「女性や子育て中の議員の活躍に前向きではない議会」との印象だけを市民に与えるのではないか。
子連れでの出席を強行した緒方市議の行動には、市民に批判的な意見もある。議会事務局には、一連の行動に対する意見が1月上旬までに計620件寄せられたという。支持332件に対し、不支持276件。議会での協議を経ない唐突な行為に対し、「やり方が間違っている」とする指摘はもっともだろうとは思う。
かといって、会議規則の改正を主導した自民党市議団も「育児しながら議員活動しやすい環境づくりの協議は続ける」と説明するだけで、具体的な動きは見えない。全国に先駆けた知恵を出せるのか、問題の本質を見誤ったままなのか。熊本市議会の本気度が試される。

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